一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2015.01.14 Wednesday
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク



地下鉄に乗っていて、どうも気になるセンスの良いポスター。
上野の東京都美術館で開かれている『プーシキン展』へ行ってきました。
アンリ・マティスの「金魚」がメインとして打ち出されておりますね。
実際に見てみて、それほどの大きさもなく、私にとっては
「ほー」
という程度の驚きでした。
色彩鮮やかではあるけれど、最近ではポストカードでもポスターでもきれいに本物の色を出しますからね。

よかったのは、ポール・ゴーギャンの「浅瀬(逃走)」。大変謎めいております。死霊の象徴や生と死が暗示など、神話のような御伽噺のような・・・
ゴーギャン晩年の作品です。



しかし、日本人は美術館が好きですね。身動きが取れないほどではないにしても、すごい数のおじ様おば様がひしめき合っておられました。
みな一様に真剣な面持ちで名画に見入っておられる・・・がしかし、いったん順路の矢印の先にミュージアムショップが見えるやいなや、
「本物の筆のタッチが・・・」「この色合いったら・・・」
なんていう会話は消え去ります。ミュージアムショップってなんであーも素敵なのでしょうか。
今回はロシアのプーシキン美術館展ということもあって、ロシアの伝統的な製法で作られている天然酵母パンまで販売されていました。もちろんマトリョーシカも!関係ないのに、買いそうになる人多し。



私がどうにもこうにも心を奪われてしまったのが、数々の名画のオオトリを勤めていた最後の作品。
パブロ・ピカソの「アルルカンと女友達」 
アルルカンとは道化師のこと。等のアルルカンはじっと何かを考え込んでいる様子で、女友達と称される名もない女性がとぼけた表情でこちらじっと見つめています。
こんなにカメラ目線(?)の女性をさしおいて、やっぱりこの絵の空気を作り出しているのは彼。彼女の後ろでひっそりと考え込んでいるアルルカンの心情がじんわりとこの絵を満たしているような気がします。どうも最近道化師気味の私自身を投影してしまうこの作品。
ということで、お安いポスターお買い上げです。
道化師というのは、いろんな分野のアーティストが描きたがるキャラクターですね。ピエロのでてくる小説や舞台というのは、必ず悲しさを含んでいます。
アルルカンというのは、大衆演劇の「コンメディア・デ・ラルテ」という古典即興劇の中に出てくるキャラクターの一人です。その後に道化師・ピエロのキャラクターとして、舞台や小説には欠かせない人気者となります。
道化師として存在することは、実は誰にでもできることではないのでしょう。だからこそ、多くのアーティストたちが彼らを描かずにはいられなかったのかも。はたまた、アーティスト達自身が自分達の存在を道化師として捉えていたのかも。
バカに見えるだろうけれど、案外道化師が一番賢いんだよ、というような逸話や寓話はいろいろなところにたくさん残っています。ほら、たとえばお笑い芸人が政治家になるように。

道化師が支えてる世の中ってのは、いいんじゃないでしょうか。
それはそれで。





  • 2015.01.14 Wednesday
  • -
  • 13:39
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

Comment
>はろるど 様
物語の膨らむ絵画って素晴らしいですよね、この作品は特に背景に隠れたストーリーに思いを馳せてしまいます。
double face-d様、初めまして。
TBとコメントをありがとうございました。

ピカソのアルルカン、私も惹かれました。
色も鮮やかで良いのですが、
仰られる通りアルルカンの表情が抜群ですよね。
何を考えているのかなあと思わせます。

色々なイメージが膨らむ作品ですよね。
>Tak 様
どうも「ミュージアムショップ」に弱い私です。
限定品が多いからでしょうか?

>Julia 様
混んでましたね。でも、竹橋のゴッホ展ほどではありませんでした。入場できないほどだったんです・・・結局見ることなく帰ったのでした。

>セミ 様
色合いですね、私はどうも細部よりも、色合いの印象で好き嫌いが決まるようです。単純ですが。

>sachiking 様
鎖国しましょう。しっぱなしではいけませんが、必要な時代だったのだと思います。国にも人にも。

>fivesenses 様
TBありがとうございます。印象の強さは色合いでしょうか。それとも表情か・・・空気か・・・部屋に飾っているポスターをポケーっと毎晩見つめています。
ピカソのアルルカン…もとても印象的な作品ですよね。目の裏側に絵がはっきりと残りました。私からもTBさせて頂きますね。
  • fivesenses
  • 2005/11/15 11:12
TB&コメントありがとうございます。
プーシキン展は、初日に乗り込んだのですが、やはり混雑極まりない状態でして・・・やはり、もう一度じっくり観にいきたいと思っておりおります。こちらもTBさせていただきますねえ。しかし「鎖国休み」とは素敵な言葉。私も、ドップリおちたときは電話もでない、メールもしない、インターフォンにも無視・・・ひたすらベットにもぐりこみ。冬眠ですな、完全に。またお邪魔しますね。
はじめまして。駅に貼られているポスター良いですよね。4つの作品が横に並べられているのは良いですよね。あのポスターが売っていないかショップでは探しましたが、無かったようです。「アルルカンと女友達」では、あの青色が何となく気になっております。マティスの金魚ではピンクと紫。自分の感性を通した色で表現すると言うことでしょうか。
時々よらせて頂きます。
初めましてJuliaと申します。
コメント&TBをありがとうございました。

プーシキン展、作品は素晴らしくよかったのですが、
混んでいてゆっくり観ることができなかったので、
もう一度、行ってみたいと思っております!
TBさせて頂きます。
TBありがとうございました。

私も絵も好きですが
ショップの大好きです。





   
この記事のトラックバックURL : http://doubleface-d.jugem.jp/trackback/30
秋はゆっくりと絵を見たり、音楽会に行ったりしたいのに職業柄、繁忙期。 しかも今年はまだまだオーダーをいただいていて(嬉しい!)いるので、やはり映画優先になって しまいます。 それでも生きている間に、またマチスの”金魚”にお目にかかれるかどうかわからな
  • Cartouche
  • 2006/04/15 11:07 AM
東京都美術館(台東区上野公園) 「プーシキン美術館展」 10/22〜12/18 19世紀末から第一次世界大戦までの間に、ロシア人実業家であるシチューキンとモロゾフによって収集されたフランス近代絵画の数々。そのコレクションが収められたプーシキン美術館の所蔵品を、まと
  • はろるど・わーど
  • 2005/11/15 9:28 PM
いつものように銀座線で表参道から新橋まで乗るのを、ふと電車の宙吊りにたくさん飾られている赤の日展のポスターに目を奪われ、そのまま上野まで行ってしまった。 上野駅に降りる
  • ライフミクス
  • 2005/11/15 11:13 AM
なんてこった。再び曇り空だ・・・今年の秋は本当によく雨が降る。寒いし・・・しかし、寒くなれば寒くなるだけ朝のあっついコーヒーが旨い。そして何故か、ビールも旨くなる。スキー場で飲むビールは格別ですものね・・・いい季節になって来た。 さて、今日は上野にあ
  • 勝ち犬女の挑戦
  • 2005/11/15 10:43 AM
東京都美術館の「プーシキン美術館展」へ行ってきました。フランス近代絵画の伝説的な
  • セミ玄人の独り言
  • 2005/11/14 11:29 PM
  • Floral Musée
  • 2005/11/14 9:03 PM
10月22日から12月18日まで上野の東京都美術館でプーシキン美術館展ーシチューキン・モロゾフ・コレクションーが開催されている。 プーシキンについて初めて知ったのは90年ごろ、MOMAで開催された”Matisse in Morocco”展で集められたほとんどの作品がエ
  • MBAキーワード広告元社長日記
  • 2005/11/14 7:50 PM
東京都美術館で開催中の 「プーシキン美術館展 シチューキン・モロゾフ・コレクション」 に行って来ました。 開催の随分前から今までに見たことない新聞紙大の宣伝チラシ?を配布して 興味を惹きつけ、更に公式サイトでは、「国内での印象派を中心とする世
  • 弐代目・青い日記帳
  • 2005/11/14 5:12 PM

Selected Entry

ワンクリック プリーズ

ワタシ用

・・・過去のワタシ用へJUMP・・・
















ベルメゾンネット
ブックオフオンライン

クラウンジュエル×ZOZOTOWN買取バナー ブランド品の販売&買取「JUMBLE STORE (ジャンブルストア)」

Archive

Recommend

Recommend

Recommend

Recommend

Mobile

qrcode

Link

Profile

Search

PR

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM